固定資産評価証明書について詳しく説明
固定資産評価証明書は、土地や建物、償却資産など、固定資産税が課税される不動産に関する情報を証明する文書です。
具体的には、固定資産台帳に登録された内容が明記されています。
ここでの償却資産は、事業用の建物や工場の機械装置なども含みます。
証明書には、評価額や課税標準額、所有者、所在地などの情報が含まれています。
証明書の申請は年度ごとに行うことができ、新旧年度の切り替えは毎年4月1日から行われます。
固定資産の評価額は、3年ごとに算定されます。
東京23区では都知事が評価額を定めますが、他の地域では市町村長が評価額を定め、その結果に基づいて固定資産税が課税されます。
ただし、固定資産の評価が行われるのは新築や増改築があった場合だけでなく、土地の分筆や合筆、地目の交換なども評価の対象となります。
不動産の売却によって所有者が変わっても、評価は再度行われません。
参考ページ：不動産購入で必要な固定資産税は何から算出されるかを徹底解説！
住宅の増改築による固定資産税の増額について
住宅の増改築には、たとえ軽微なリフォームでも、例えばサンルームを追加するなどの場合は、床面積が増えることがあります。
床面積の増加により、固定資産評価の対象となり、固定資産税の税額が上昇してしまうことがあります。
増築やリフォームによって床面積が増えた場合は、翌年度に固定資産額が再評価され、通知書が送付されます。
これは建物だけでなく、土地の分筆や合筆が行われた場合にも同様です。
また、固定資産評価証明書と似たものとして、「固定資産公課証明書」という文書も存在します。
固定資産公課証明書には、固定資産評価証明書の内容に加えて、課税標準額や税相当額が記載されています。
この証明書は、不動産の売却時などに売主と買主が固定資産税の負担を計算する際に利用されます。
具体的には、固定資産評価証明書には、以下の項目が明記されています。
– 評価額 – 課税標準額 – 所有者 – 所在地 以上のように、固定資産評価証明書には、不動産に関する詳細な情報が含まれています。
証明書は、不動産の取引や税金の計算において重要な役割を果たしています。
土地とは
土地とは、所有者の住所や氏名などの情報に加えて、所在地や登記上の地目、課税上の地目、地積、評価額、固定資産税や都市計画税の課税標準額や年税相当額、そして共有部分の按分（共有部分がある場合）などの情報を含む不動産のことを指します。
土地の所有者の住所・氏名
土地に関する情報の中には、土地の所有者の住所や氏名が含まれています。
これは、土地の所有者の身元を特定するために必要な情報です。
所有者の住所は、通常は住民票に登録されている住所が記載されます。
氏名は、所有者の正式な名前が記載されます。
土地の所在地
土地の所在地は、その土地が実際に存在する場所であり、具体的な地名や住所で表されます。
所在地は、土地の所有者や関係する人々が土地を特定しやすくするために重要な情報です。
例えば、市町村名や区画番号、建物名などが所在地として記載されます。
登記上の地目
登記上の地目とは、土地の登記簿上に記載されている地目のことです。
地目とは、土地利用の目的や用途を示すものであり、一般的には「田」「畑」「住宅地」「商業地」などが登記上の地目として使われます。
登記上の地目は、土地の性質や用途に関する重要な情報を提供します。
課税上の地目
課税上の地目とは、土地に対して課される税金の計算や徴収などに関連する地目のことです。
土地の課税上の地目は、税務上の分類や評価に影響を与える大切な要素です。
例えば、住宅地や商業地など、土地の用途によって課税される税金の種類や税率が異なることがあります。
地積
地積とは、土地の面積のことを指します。
土地の大きさを測るために使用される単位は、平方メートルや平方キロメートルなどが一般的です。
地積は、土地の価値や利用可能なスペースを判断するために重要な要素です。
評価額
評価額とは、土地の現在の市場価値を示す金額です。
土地の評価額は、不動産評価や査定の結果に基づいて算出されます。
評価額は、土地の売買や賃貸契約における交渉や価格設定に大きな影響を与える重要な情報です。
固定資産税・都市計画税課税標準額及び年税相当額
固定資産税や都市計画税は、土地の所有者に対して課税される税金です。
固定資産税は不動産の所有に基づいて課税され、都市計画税は都市計画に基づいて課税されます。
これらの税金の課税額は、土地の評価額や面積に基づいて算出されます。
固定資産税や都市計画税の課税標準額や年税相当額は、税務署や地方自治体によって定められ、土地の所有者に通知されます。
共有部分の按分
土地が共有の場合、共有されている部分の割合で土地の利用、管理、および負担が行われます。
共有部分の按分とは、共有者間で土地の権利や責任を公平に分配する方法や割合のことを指します。
共有部分の按分は、土地の共有者間の契約や合意に基づいて行われます。